こんばんは、三宅建築工房、大工のユアサです。

 

タイトルは「いよいよ！」と銘打っていますが、その前に………

 

 

今まで何個か登場してきた継ぎ手シリーズ…。

 

その集大成とも言えるべきこの継ぎ手…

 

そう、これが、かの有名な…

 

 

『金輪継』

 

 

その名前の由来は…

 

【木材を鉄の輪っかで巻いて締めたものよりも強い】からだとか…

 

まぁ、それは定かでないですが…。

これも気になる方はご自分でお調べください（笑）

 

古民家とかの天井裏の大きな梁にも使用されています。昔の木造建築の化粧の桁、梁などの継手によく使用されています。

昔から使われている継手。そこをふまえるとあながち【金輪継】の名前の由来は間違えてないのかも…。

 

我々大工間では結構メジャーな継手です。メジャーな割に加工はなかなか面倒臭いですよ！

私自身「やれ」と言われたら即答で「嫌」と答えます（笑）

 

 

寝かせて撮った写真です。こう見ると簡単そうでしょう…

それがどっこい、バリ面倒くせぇーんです（笑）

 

これを組んでいくと…　

 

 

こうなります。

写真右のピースを見てしまうと簡単そうに見えますが……

見えない部分に［材料のねじれを止める］［継手部分で折れないようにする］［化粧としての見栄えを良くする］など、いろいろ考えて加工されています。

 

大工の腕のみせどころ！

 

 

 

さて、加工も終わり、現場にて昨日から土台を敷いています。

今週末はいよいよ棟上げ！タイトルの「いよいよ…！」はここの為です（笑）

 

今回もご覧いただきありがとうございました！

 

 

 

 

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