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月夜2009年12月11日
このところ、ばたばたと毎日を過ごし、
自分の段取りの悪さと、仕事のさばけなさにちょっと凹み気味のA子です(*^_^*)
あ・・・「さばける」は福岡地方の方言だったような気が・・・
標準語では「はかどる」ですかね?
そんなことより、先日の近所の中学2年生男子と私の会話
私 「学校帰り、自転車はきつかろ~?毎日頑張ってるね!」
(あ、「きつい」も方言ですね(汗)標準語では「疲れる」だと思います)
男子 「きついけど、それよりも、途中、街灯もなく真っ暗なので、悲しいです。
月が出てるといいんですけど・・・」
私 「月・・・???」
そう、中学校からの帰りの途中約2キロほど、ほんっとに真っ暗な道があるのです。
街灯はもちろん、民家もなく、ほんっとにまっくら!!!
私も仕事帰りに通る道ですが、確かに真っ暗。
車では気になりませんが、自転車だと、あの暗さはつらいよな~・・・と共感しつつ
「月???」
月が出てると明るいんだそうです。
そうですね。月が出てると確かに明るい・・・でも、でも・・・
私が中学2年生の時なんて「月」の存在なんて気にしていませんでした。
「月夜は明るい」
そんな事に気付いている彼が、ちょっぴりうらやましくなってしまった私です。
その話をした後に思い出した一冊の写真集。
もう20年ほど前に目にした「月光浴」という写真集。
確か「石川賢治」という方の写真集だったと思います。
月の明かりだけで、撮影したもので、
白く光る滝、美しく咲いている花等々、とても月の明かりだけの下で撮影したとは思えない美しい風景たちが収まっていました。
そして、日光の下では感じることのできないであろう、静けさ、神秘、力強さ・・・
初めてそれを目にした時は、かなりの衝撃で、
その時初めて私は「月は明るい」と知ったのです。
私は1冊の本をきっかけに「月は明るい」と気付きましたが、
あの中学生の彼は日常の生活に「月夜」があります。
「おっ、今日は月夜だから、帰り道が明るいぞっ」
なんて思いなが毎日を過ごせるって素敵なことですね。
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