Atelier.M

金継ぎのお話
2015年5月28日

少し前に、

 

金継ぎのことをご紹介しましたところ、

 

いろいろな方から、

 

興味をもって見てくださったとのお話を伺いました。

 

ありがとうございます。

 

時々、これからこのブログの中でも

 

ご紹介できれば、と思っています。

 

早速、繕い中の器の写真です。

 

kintugi7

このようにかけてしまった器

kintugi8

漆を使ってカケの部分を補充します。

kintugi9

きれいに付いたら、表面を調えます。

ここまでにすでにひと月。

kintugi10

接着させるとき使った漆とは別の漆を塗ります。

このあと、またひと月以上かけて、

削っては塗り、を繰り返し、最後の始末をして金を蒔きます。

 

金を蒔いてからもひと仕事。

下の器は、別物ですが、

金を蒔いた直後のものです。

kintugi11

このあとひと手間加え、

kintugi12

磨き上げていきます。

磨き上げにも、独自の手法があり、

職人さんによって、また地方によっても違うようです。

 

長い時間と手間をかけて、

またこれから使い続けることができるように、

気持ちを込めて継いでいきます。

 

 

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