Atelier.M

室町時代から使われていた調味料
2012年6月16日

朝から大雨でした。

田植えの終わった田んぼも多く、大好きな早苗の季節です。

 

今日は梅干し作りでした。

梅が不作らしく、時期も遅くなっているということで、梅の揃わない方もおられました。

せっかくの機会ですので、梅作業の合い間に、『煎り酒』という調味料を作ってみました。

材料は、純米酒(醸造用アルコール無しのもの)・昆布・梅ぼし です。

たっぷりのお酒に昆布を一晩浸けておきます。

梅干しを入れて火にかけ、温まってきたら昆布を取り出し、半量になるまで煮詰め、濾して出来上がり。

お好みで、煎ったお米や鰹節、煎り塩などを加えることもあるようです。

この調味料、お醤油が一般的になる前の江戸中期まで、庶民の台所で活躍しました。

白身のお魚と相性が良く、お刺身や蒸し物にかけて使うと美味しくいただけます。

和え物などにも、お醤油の代わりに使えます。

ただ、純米酒は良いお値段なので、『今はお醤油の方が庶民的ですね~』とみなさん話されていました。

入れ物が大きすぎますね(^^)

煮詰めるので、みなさんで分けるとこんなに少しずつに・・・

梅のパウンドケーキでひと息ついていただきました。

ご参加いただいたみなさん、お疲れさまでした!

 

さて、『きょうのお弁当』は、なんだか貧相な包みになってしまったカンパーニュサンド。

アマダイのフライサンド(タルタル)・オムレツサンド・アスパラとしめじとトマトのサラダ・チーズ・人参ジュース

 

 

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