Atelier.M

甘夏羮
2013年7月9日

夏の京都で、お土産に大変人気があるというお菓子があります。

老松という老舗の和菓子屋さんが作られる『夏柑糖』。

最近は、冷蔵の宅配便の普及により、おとりよせなどでも人気が高いそうです。

このお菓子に使われるのは、夏みかん。

現在は、甘夏が主流になっていて、夏みかんを確保することが、大変だとか。

本家をいただいたことは、実はありません。

きれいだな~と思いつつ、我が家では、たいてい甘夏で代用です。

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ガーゼで搾った果汁と少しのお砂糖(今回はビート糖)に寒天液を合わせて固めます。

グレープフルーツで作る時は、半分に切って固め、くし切りに見えるように作るのですが、

夏蜜柑や甘夏の時は、本家を真似て上の部分を切り取り、このような形に流します。

糸寒天を使うと、はらりとした食感と透明感が出る気がします。

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甘くてほろ苦くて酸っぱくて、のどごしよく、

思い出も手伝って、暑い夏にはとっておきのおやつ。

そして、この姿が一番のご馳走です。

 

『きょうのお弁当』

 

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・牛肉バルサミコソース、茄子のマリネ、トマト、きゅうり、マスタードソース

・プレーンオムレツ、オーロラース、ハム、きゅうり、

・クリームチーズ、野苺ジャム

・甘夏寒、さくらんぼ

食べやすいよう、ラップで一度きっちりしめてから、半分に切っています。

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